学校の様子

8月23日に市教育委員会主催の教育講演会がありました。

8月23日(火)に午前10時30分から正午にかけて多様な児童生徒への対応の仕方を学ぶことを目的に、市内教職員対象の教育講演会をリモート(各学校で視聴)で開催。大学で心理学を教えている臨床心理士の講師の方がHSP(Highly Sensitive Person)、HSC(Highly Sensitive Child) に関して講演しました。

まず、ミュラー・リヤー錯視やカニッツァの三角形等を例に挙げ、人間の感覚は、個人差があることを説明。

次に、HSPやHSCの方々も感覚は一様ではなく、「人により様々な特性があり、その特性に応じて環境を調整することが大切」。そこで、例えば、「刺激に敏感に反応するため注意が散漫になりがちな傾向がある『感覚過敏』の児童生徒の場合、課題への取組が持続できるように『いつものパターン』を実感・体験させることが重要」等とお話がありました。

最後に、人間の感覚(情報処理)には個人差があることを踏まえ、学習場面で各児童生徒の理解を促進するためのコツを教授。「授業の導入部では全体のイメージをもたせるため『今日は◯◯について学習します』、『まず』、『次に』など順を追って話すとよい」ことなどを話されました。

視聴後、教職員は「児童の感覚の違いに応じた教育方法が重要であることを再認識した」、「授業での指示の出し方をこれからも工夫していきたい」等と話していました。

今後も教職員が組織として児童の特性に応じて指導するとともに、保護者・地域の皆様とも連携しながら教育活動を行っていきます。