学校の様子

2024年2月の記事一覧

2月29日 6年生を送る会

2月29日(木)2校時(午前9時40分~午前10時25分)に体育館で全児童が一堂に会して6年生を送る会を開催しました。全児童参集型での開催は3年ぶり。6年生の保護者の皆様にも公開し、多くの方が参観されました。

この会を開催するに当たり、6年生が体育館への入退場の際に通る「花のアーチ」20本を事前に制作。特に「アーチ」の部分は学校応援団(学習支援)の皆様が12月から1月にかけて週1回の割合で本校に集合して、真竹から制作してくださったもの。児童がアーチを手に持つときに握りやすい大きさに竹を切り、さらに児童が怪我をしないようにアーチ全体には丁寧にやすりをかけてくださいました。

「花のアーチ」を飾る「お花」は「お花紙」で作ったもので、これは1・2・3年生が赤100個、白100個を制作。6年生が会当日に胸に下げるペンダントは4年生、また、紙皿に各6年生の顔写真を貼付し、その裏面にはメッセージも記載した6年生への「お皿のプレゼント」は5年生がそれぞれ制作。5年生は体育館での会場準備や式前に清掃も行ってくれました。

「6年生を送る会」は5年児童計画委員、4・5年代表委員の皆さんが司会等を担い進行。6年生入場の際には司会者が6年生一人一人の名前を呼び、6年生は手を振るなどのパフォーマンスをしながら、5年生が持つ「花のアーチ」の下をにこやかに通ります。

その後、1年生から5年生の児童が学年順に6年生に向けて感謝の気持ちを表す「発表」を行いました。この発表では、どの学年も6年生に「通学班ではやさしくしてくれました」「体育大会の練習を頑張っている姿が格好良かったです」「私たちも6年生をお手本に頑張ります」等と呼びかけ「ありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。この呼びかけは各学年が演劇風にしたり漫才風にしたりと創意工夫。この呼びかけの後は、歌や合奏、ダンス等を披露。ダンスの際は全学年児童が自然に手拍子をして雰囲気を盛り上げます。

発表の最後は6年生。6年生から「5年生は来年度最高学年として川小をリードしください」「川小150年の伝統を受け継ぎながら頑張ってください」等の励ましとともに「6年生を送る会」開催に対するお礼の言葉を述べた後、合唱「いのちの歌」を披露しました。

 会の最後に校長が「1年生から5年生までの各学年が6年生に対する『ありがとう』の気持ちを伝える素晴らしい発表、6年生の素敵な歌声に感動しました。6年生が小学校に通うのはあと15日間。日々成長している6年生の皆さん、卒業式に向けて頑張ってください」と感動と激励を伝えました。

学校応援団(学習支援)の皆様には、ご多用のところ「花のアーチ」を真竹から制作してくださり深く感謝申し上げます。6年生の保護者の皆様には多くの方がご参観くださりありがとうございました。今後も1日1日を大切にしながら各学年のまとめに関する教育活動を行っていきます。

2月27日 学校運営協議会

2月27日(火)13時30分から14時50分にかけて本校会議室で学校運営協議会を開催しました。

本日話し合った内容は令和5年度学校評価、学校応援団総会、令和6年度の学校経営方針等。

その中で、学校だより特別号で紹介した本校児童のアンケート結果を学校運営協議会委員の皆様にお伝えするとともに、本年度4月から取り組んでいる「学びの共同体」の成果を紹介。委員の皆様から「グループ学習のよさとして、児童から『わからないことがあった時、聞きやすい』『みんなと協力してできる』という理由が挙がっているのを見ると、児童相互の学び合いは児童にとって効果がある」、「児童が学校に来る最大の意義は『学校が楽しい』ということ。現在、その割合が98%ということは素晴らしい。きき合い(聴き合い・訊き合い)の時間を大切にして『学校が楽しい』という児童が100%の学校を目指してもらいたい」と励ましてくださいました。

本年度の学校運営協議会の会議は本日が最終です。委員の皆様にはご多用のところ本校の会議や学校行事等にご出席くださりありがとうございました。今後も本校は学校運営協議委員の皆様を始め保護者・地域の皆様とともにある学校を推進していきます。

 

2月27日 認定こども園ひだまり来校

 

寒風吹きすさぶ中、2月27日(火)午前10時から午前11時にかけて認定こども園ひだまりの年長園児の皆さんが本校に来校し、1・2年生の授業(2校時)や図書室・体育館を見学しました。

年長園児は本校北校舎前に集合し、本校教員と出会うと「おはようございます」と元気に挨拶。「1・2年生の授業を見学するときは静かにしましょうね」という教員の注意に「はい!」という頼もしい返事。

その後、1・2年生の授業見学時に年長園児は誰一人話すことなく、じっと授業風景を見つめています。引率の先生は「いつもはもっと元気なんですが、初めて訪れる場所で緊張しているんです」と話していました。1・2年児童は園児が見学していても、いつものようにお互いに学び合いの学習をしています。算数や国語の学習で発表する1年生児童の様子を園児は憧れのまなざしで見学。

体育館や図書室も見学し、園児は「(体育館は)広い!」「(図書室には)本がたくさんある!本を読みたいなあ」と思わずつぶやいていました。

学校を見学している年長園児の新鮮な驚きに接し、校内を案内していた教員も学校を新たに見つめ直す機会となりました。新1年生の入学を楽しみにお待ちしております。

2月27日 全校朝会(3月)

全校朝会を2月27日(火)午前8時20分から35分に全クラスに配信するオンライン形式で行いました。

始めに校長講話があり、その中で「一人で紡ぐ物語より仲間とともに紡ぐ物語の方が何倍も何十倍も素敵だ」という言葉を紹介。「これは先日の観劇後に、出演者が挨拶の中で語った言葉です。一人一人が頑張ることも大切ですが、みんなで力を合わせて一緒に頑張ると一人で頑張るよりも何倍も、何十倍も力を発揮できます」。「昨日、市内の小中学校の先生方を始め、たくさんの方々が皆さんの学習の様子を見学しました。見学された方々から『川田谷小学校の児童は優しい雰囲気でお互いを認め合いながら学び合っていて素晴らしい』と言われました」。児童が学び合う姿を賞賛するとともに先日、児童に行ったアンケート結果を紹介(学校だより特別号参照)。「『学校が楽しい』と答えている児童が98.4%、『友達や先生の話をしっかり聞くことができる』と答えた児童は94.3%、3年生以上の児童への『どちらの座席がいいですか』に対して『グループの座席がいい』と答えた児童が76.4%でした」。「グループの座席がよいという理由として『一人だと分からないことがあったら尋ねることができるから』、『いろいろ協力して勉強ができるから』などを挙げています。これからも、紹介した言葉のように、仲間とともに学び合って頑張りましょう」と激励しました。

次に生徒指導主任の教員から3月の生活目標「1年間のまとめをしよう」について本校の年間重点目標「挨拶をしよう」「整理整頓をしよう」「一時停止をしよう」と併せて一つ一つ「この目標ができた人は手を挙げましょう」と確認。撮影場所まで児童の「はい!」という声が聞こえます。「安全に落ち着いてみんなが気持ちよく生活できるように頑張りましょう」と話しました。

3月は1年間のまとめを行う月です。児童同士が学び合う学習活動を通して1年間のまとめを指導していきます。

2月26日 公開研究会

 

本校は今年度の4月からグループ学習を主体とした学習活動を行っています。このグループによる学習方法(「学びの共同体」)を提唱されている東京大学名誉教授の佐藤学先生をお招きして2月26日(月)に全学級の授業を見ていただき、ご指導を頂きました。佐藤先生が参観された授業は3・4・5校時。そのうち5校時に行った3・4年生の授業と放課後に体育館で開催した佐藤先生の講演会は市内小・中学校の教職員にも公開。また、都留文科大学の先生と学生の方々も山梨県都留市から本校にお越しになり、5校時の授業参観と講演会に参加されました。

どの学級の児童も、多くの教職員や大学生が見守る中、分からない問題があると「ここはどうするの?」、「ここまで分かったけれど、この後どうすればよいのだろう?」等と普段どおりにグループで学び合い、分からないところが解決すると「なるほど!」等とつぶやき、自然と笑顔になります。

放課後の講演会の中で佐藤先生は「川田谷小学校の児童は素朴、素直で友達同士のつながりが安定していて、全体的に学びに積極的な児童が多いです。もっと学びたいという意欲が感じられました。川田谷小学校の先生方はお互いに支え合いながら授業に取り組み、その展開も申し分ありません。自信をもって今後も取り組んでください」と励ましてくださいました。

今後も児童同士が学び合うグループ学習である「学びの共同体」に取り組みながら児童の学習意欲を喚起できるように努めていきます。引き続き保護者・地域の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。